北京日報の夕刊紙、北京晩報の30日の報道によると、中國政府が北京と華北地區(qū)の水資源不足の問題を解決するために行った南の水を北に引く、南水北調(diào)プロジェクトの中部コースの建設(shè)工事は、この10月に著工するという。

関係筋によると、南水北調(diào)プロジェクトの中部コースの建設(shè)工事では、水を輸送する幹線水路が全長1200キロ余りにのぼっており、5年後に完成する見込みである。

このプロジェクトの水源地である漢江の水質(zhì)と漢江流域の生態(tài)環(huán)境を保護するため、地元政府は、都市の汚水、生活ゴミと工業(yè)汚染源の処理や、航路整理など十いくつの水利プロジェクトの建設(shè)を行うほか、15億元を投資し、綜合的水利プロジェクトを建設(shè)している。この綜合的水利プロジェクトが完成すると、南水北調(diào)工事が漢江流域にもたらす不利な影響をなくすことが出來るだけでなく、華北地區(qū)への水輸送量を増やすこともできるとのことである。

CRI　2003年9月1日