國務(wù)院機構(gòu)改革案が3月10日、最高國家権力機関である全國人民代表大會で採択された。今回の機構(gòu)改革の中には國務(wù)院に直屬する銀行業(yè)監(jiān)督管理委員會の設(shè)立がその重要な內(nèi)容の一つだとされている。
國務(wù)院は銀行業(yè)監(jiān)督管理委員會の設(shè)立について全人代に説明した際、「設(shè)立の目的は金融の監(jiān)督管理體制の改善を目指して、金融業(yè)に対する監(jiān)督管理を強化させていくことにある」としている。
これまで、中國人民銀行は銀行業(yè)に対する監(jiān)督管理の職能だけでなく、通貨政策の制定と実行の職能をも擔當しており、中でも通貨政策が中央銀行にとってもっと重要なものだと言える。このたび、中國人民銀行から、金融業(yè)者を管理?監(jiān)督する職務(wù)を分離し、獨立した中國銀行業(yè)監(jiān)督管理委員會を新たに設(shè)立し、その管理、監(jiān)督の職務(wù)を擔當させる。そうすれば、中央銀行と銀行業(yè)監(jiān)督管理委員會にそれぞれの責任を負わせ、その職能の発揮と金融業(yè)に対する監(jiān)督管理に寄與するだろうと見られている。また、國家管理機関設(shè)立のシステムから見ると、銀行業(yè)監(jiān)督管理委員會の設(shè)立が金融監(jiān)督體制の完備にもプラスとなることが分かった。
中國のWTO加盟後、金融業(yè)の対外開放の足取りも一層早まり、今度の銀行業(yè)監(jiān)督管理委員會の設(shè)立は金融業(yè)の更なる対外開放に一定の積極的な影響を與えそうで、WTO加盟後、外資系金融機関が次々と中國市場に進出し、國內(nèi)の非國有銀行の発展は日増しに速くなり、國有商業(yè)銀行の改革も重要な時期にある。それと同時に、外資系金融機関及び民間資本も國有商業(yè)銀行に資本參加するようになり、新たな金融サービス業(yè)は絶えず増えている。こうした情況は中國銀行業(yè)の監(jiān)督管理のレベルに新たな要求を出した。そのため、銀行業(yè)監(jiān)督管理委員會はこの求めに応じて設(shè)立されたものだと言える。
銀行業(yè)監(jiān)督管理委員會は証券監(jiān)督管理委員會、保険業(yè)監(jiān)督管理委員會と共に、完備した金融監(jiān)督管理システムを築き上げ、金融機関の運営の安全と効果、及び金融危機の防止と解決の能力の向上に重要な意義がある。この他、監(jiān)督管理の強化は銀行業(yè)、証券業(yè)、保険業(yè)が國際市場に進出する際の競爭能力の向上にもプラスとなり、金融體制の更なる改革のため重要な基礎(chǔ)を築き上げる。これについて、専門家は「銀行業(yè)監(jiān)督管理委員會の設(shè)立は中國がここ數(shù)年來、金融改革の面で取った最も重要な措置で、將來のマクロ経済のコントロールに大きな影響を與えるだろう」と評価した。
ここ20年來、中國國務(wù)院は5回ほどの機構(gòu)調(diào)整を行ったことから、政府機関の數(shù)がだんだん減らされてきて、計畫経済時代の元での多くのミクロ経済管理の任務(wù)を負う部門が取り消された。一方で、証券業(yè)監(jiān)督管理委員會、銀行業(yè)監(jiān)督管理委員會、保険業(yè)監(jiān)督管理委員會などの三つの省クラス部門が新しく設(shè)立され、中央政府の金融業(yè)に対する監(jiān)督の強化を示している。今回、國務(wù)院は全人代會議で機構(gòu)改革についての説明を行った際、「金融は現(xiàn)代経済の核心だ」と明確に指摘した。銀行業(yè)監(jiān)督管理委員會の設(shè)立は、こうした認識を踏まえて取られた重要な措置の一つだと見られている。
?CRI?2003/03/14
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