グループの討議では、いかに政協(xié)の農(nóng)村活動に力をいれるか、いかに農(nóng)業(yè)の研究を強(qiáng)化するか、多くの委員が農(nóng)業(yè)?農(nóng)村?農(nóng)民の問題について提言する上でいかにより良い條件を整えるか、が中心議題となった。そして各委員の認(rèn)識が一致したのち、一部委員から同じ內(nèi)容の動議が出された。政協(xié)に農(nóng)業(yè)?農(nóng)村専門委員會を設(shè)置することを議事に付すというものだ。動議の主な理由は以下のとおり。

（１）第16回黨大會はいくらかゆとりのある社會を全面的に建設(shè)する壯大な目標(biāo)を打ち出したが、これは「３つの代表」という重要な思想を具現(xiàn)化したものである。中國は９億人余りの農(nóng)民を抱えており、かなりの農(nóng)民はまだ貧困から完全には脫卻しておらず、極めて少ない農(nóng)民はまだ衣食の問題が解決されない。今期の政府は「三農(nóng)」（農(nóng)民?農(nóng)業(yè)?農(nóng)村の問題）を経済活動の最優(yōu)先にすることで、人心を深くとらえた。現(xiàn)在、政協(xié)での農(nóng)業(yè)関連の事務(wù)は下部組織の経済委員會が受け持っているが、「三農(nóng)」は経済問題ばかりでなく、農(nóng)民の物質(zhì)的な生活レベルを高めるほか、農(nóng)村の基層組織の整備や農(nóng)業(yè)科學(xué)技術(shù)の普及、農(nóng)村での教育や文化的生活など多岐にわたっており、調(diào)査や研究、視察、考慮しなければならない問題が多い。

（２）現(xiàn)代的かつ大規(guī)模な農(nóng)業(yè)は、農(nóng)業(yè)はもちろん林業(yè)や牧畜業(yè)、水産業(yè)が主體となっているが、生態(tài)や環(huán)境保護(hù)、貧困撲滅、教育などとも緊密に関係している。こうした関係をいかに協(xié)調(diào)の取れたものにするかなど、政策提言しなければならない問題が多い。

（３）すでに全國人民代表大會に農(nóng)業(yè)?農(nóng)村専門委員會が設(shè)置されているが、委員は、現(xiàn)在の農(nóng)村問題の重要性と幅の広さを考慮して、政協(xié)にも同様の委員會を設(shè)けることが必要だと考えた。全人代と較べるというのでは決してなく、仕事を合理的に分擔(dān)するという客観的な必要からである。全人代は農(nóng)業(yè)と関連する立法の問題を考慮することを主體とし、一方、政協(xié)委員には農(nóng)業(yè)専門家や農(nóng)業(yè)管理の人材のほか、農(nóng)村の基層部出身者が多くいるため、農(nóng)業(yè)に関する具體的な問題を深く調(diào)査?研究し、対応策を講じる面である程度の強(qiáng)みがある。農(nóng)業(yè)?農(nóng)村委員會を設(shè)置することで、「三農(nóng)」の解決に向けた調(diào)査や研究、政策提言をこれまで以上に円滑に行えるようになる。

委員はこのほかにも設(shè)置理由について意見を交わした。同様の動議は過去２期の政協(xié)會議でも提出されているが、「現(xiàn)在の狀況を考えると、委員會設(shè)置の必要性はより切迫している」というのが多くの委員の認(rèn)識だ。

「チャイナネット」2003年3月12日