12月11日、日本駐在の王毅大使は『環(huán)球』雑誌の特別インタビューを受けた際、アジアの協(xié)力において中日間には主導(dǎo)権爭いが存在するとは思っていないと述べ、日本はアジアの重要な一員としてアジアの発展により多く関心を示し、自らの強(qiáng)みを発揮し、地域協(xié)力とアジアの一體化を促すためにしかるべき貢獻(xiàn)をすることを歓迎する、と語った。以下はインタビューの要旨の訳文である。

どのようにして、アジアの視角から中日両國の地位と役割を見たらよいか

中國と日本はいずれもアジアの大國である。両國のGDPは東アジアの80％以上、人口と貿(mào)易額もそれぞれ東アジアの70％と60％以上を占め、アジアの発展のなりゆきに大きな影響を及ぼしている。東アジア共同體の目標(biāo)が実現(xiàn)できるかどうか、調(diào)和の取れたアジアの構(gòu)築ができるかどうか、ということはアジア諸國の共同の責(zé)務(wù)であると同時(shí)に中日両國それぞれのアジア政策と両國関係と密接な関連がある。

私は、アジアの協(xié)力において中日間には主導(dǎo)権爭いが存在するとは思っていない。その理由として、一、中日は地域協(xié)力の中で相互補(bǔ)完の役割を果たしている。日本には十分な資金、先進(jìn)的技術(shù)、管理の経験といった相対的な強(qiáng)みを持ち、中國には巨大な市場、豊富な人的資源及び完備した工業(yè)生産能力などの相対的な強(qiáng)みがある。雙方の分擔(dān)は水平と垂直の方式が並存している。二、地域の事務(wù)において利益の接點(diǎn)が數(shù)多く存在している。朝鮮半島の問題について、雙方はともに平和な手段による解決を願(yuàn)っており、雙方はともに開放的な地域主義を唱導(dǎo)しており、ASEAN10+3、東アジアサミットなどの多角的メカニズム、東アジア共同體の構(gòu)築を重視している。三、アジア一體化プロセスは経済協(xié)力から始め、ASEAN共同體の構(gòu)築からスタートする。中國は今後ASEANの地域協(xié)力における主導(dǎo)的役割の発揮をサポートし、日本も同様な姿勢をとるものと信じている。

要するに、日本はアジアの重要な一員としてアジアの発展に関心を示し、みずからの強(qiáng)みを発揮し、地域協(xié)力とアジアの一體化を促すためにしかるべき貢獻(xiàn)をすることを、中國は歓迎している。

中日両國関係は良好な循環(huán)に入っている

安倍首相の訪中で中日間の冷え込んだ政治局面が打破され、中日関係がさまざまな分野において改善と発展の勢いが見られ、この得がたい良好な趨勢を保ち、中日関係を再度良好な循環(huán)に乗せるべきである。

中日両國の指導(dǎo)者の頻繁な接觸は両國関係の絶えざる改善の原動(dòng)力となっている。ハイレベルの往來も相次いでおり、日本參議院議長の訪中に続き、衆(zhòng)議院議長も近く訪中することになっており、安倍內(nèi)閣の重要閣僚も相次いで訪中する予定で、日本の主な野黨の代表も中國訪問を考えている。両國の各分野の主管部門も今後の両國間の中長期的な協(xié)力に関する計(jì)畫を練っている。両國間の軍事交流が再開された。先般「中國文化祭」が東京で盛大裏に催された。日本の皇室関係者、衆(zhòng)參両院議長、內(nèi)閣官房長官などの閣僚、國會(huì)議員70數(shù)人および各界の著名人が出席し、空前の盛況となった。

中日両國はすでに戦略的互恵関係の內(nèi)容について検討

中日雙方が戦略的関係の構(gòu)築について合意に達(dá)したことは積極的な意義がある。一、日本の対中戦略の方向性に積極的な調(diào)整が行われている現(xiàn)われである。二、中國の大國戦略関係枠組みの空白のひとつが埋められた。三、両國関係の未來の発展方向における新しい位置付けとなっている。この戦略的互恵関係の內(nèi)容について、両國の外交當(dāng)局はすでに検討に入っている。

中日友好には依然として厚い社會(huì)的基盤がある

日本大使就在任期間の主な感想について、一、中日友好には依然として厚い社會(huì)的基盤がある。二、日本朝野の多くの人たちが中國および中日関係に深い関心を持っている。三、両國はいっそう相互理解を深めなければならない。

「チャイナネット」2006/12/12