モルガンスタンレーの首席エコノミスト、スティーブン?ローチ氏は5日、最新の経済研究レポートの中で、中國(guó)の現(xiàn)在の國(guó)民貯蓄率は50％近くで、家計(jì)の貯蓄率も収入の約30％となっており、中國(guó)人の貯蓄願(yuàn)望は世界の大國(guó)のなかでも最も強(qiáng)いと指摘している。北京の日刊紙「京華時(shí)報(bào)」が伝えた。

ローチ氏は、次のように分析している。

2005年、米國(guó)、歐州、日本、中國(guó)、インドなど世界の主要な國(guó)と地域のデータを見(jiàn)ると、中國(guó)の個(gè)人消費(fèi)総額はインドよりやや高い水準(zhǔn)にとどまり、米國(guó)の8分の１にもなっていない。これと同時(shí)に、中國(guó)の家庭では、毎年の貯蓄できる金額に対してますます不満を持つようになっている。いくつかの都市の労働者家庭では、平均生活費(fèi)が年収より10％前後高くなり、就業(yè)と収入に対する不安定感から、予防的な意味で貯蓄を余儀なくさせられている。

中國(guó)政府は第11次五カ年計(jì)畫(huà)（2006～2010年）で、健全な社會(huì)保障システムの構(gòu)築で、中國(guó)人の貯蓄への依存心を軽減しようと強(qiáng)調(diào)している。消費(fèi)を促進(jìn)することに力を入れて初めて、中國(guó)経済の成長(zhǎng)モデルを変えられるのだ。

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2006年12月6日