『外資系銀行管理?xiàng)l例実施細(xì)則』（以下『細(xì)則』と略）は先般、中國銀行業(yè)監(jiān)督管理委員會(huì)（銀監(jiān)會(huì)）によって公布された。『細(xì)則』はこのほど公布された『中華人民共和國外資系銀行管理?xiàng)l例』とともに今年12月11日から施行されることになっている。

銀監(jiān)會(huì)筋の28日の説明によると、『細(xì)則』は中國のWTO加盟時(shí)の承諾事項(xiàng)を履行し、外資系銀行に対して內(nèi)國民待遇を與えることを全面的に具現(xiàn)するものである。外資系銀行の機(jī)構(gòu)設(shè)立、人民元業(yè)務(wù)展開を含めた業(yè)務(wù)展開の條件、申請(qǐng)の手順と認(rèn)可までに必要な期間を明確にしたほか、外資系銀行が初めて人民元業(yè)務(wù)を取り扱う場(chǎng)合、「開業(yè)3年以上、そのうち2年間連続で利益を上げていること」を條件とすることをも明示している。

『細(xì)則』では、制度改革が実施された外資系銀行に対して相応の奨勵(lì)を與えることが盛り込まれている。たとえば、外國銀行の支店が制度改革を経て外國銀行本店単獨(dú)出資の獨(dú)資銀行になった場(chǎng)合、全人民元業(yè)務(wù)を取り扱うことが認(rèn)められ、同時(shí)に外國為替業(yè)務(wù)専門の支店1店（主に本店の大口外貨貸付および資金取引業(yè)務(wù)を取り扱い）を殘すことも認(rèn)められている。外資系銀行の業(yè)務(wù)の安定および持続可能な経営を保つため、外國獨(dú)資銀行、中國側(cè)と外國側(cè)による合弁銀行に対して、いくつかの指標(biāo)の達(dá)成について、期間の面で一定の猶予を與えることができるとなっている。

『細(xì)則』ではまた、WTO加盟時(shí)の承諾を履行するため、外資法人銀行に対して內(nèi)國民待遇を與えるほか、外國銀行支店の発展にとってさらにプラスとなる制度も打ち出されている。外國銀行の支店の現(xiàn)在の経営コスト、業(yè)務(wù)範(fàn)囲はいかなる影響を受けないばかりか、業(yè)務(wù)認(rèn)可申請(qǐng)の手続きも簡略化され、現(xiàn)在の業(yè)務(wù)範(fàn)囲以外、外國銀行の支店が中國公民を?qū)澫螭艘豢?00萬元以上の人民元定期預(yù)金を募ることが認(rèn)められている。この業(yè)務(wù)の展開には、審査?認(rèn)可を受ける必要がなく、運(yùn)営資金の増額も求められていない。外國銀行の支店はいつでも自身の発展戦略に基づいて、現(xiàn)地登録の法人銀行になるための制度改革を行うことが可能となっている。

『細(xì)則』ではさらに、外國銀行が中國國內(nèi)に2店および2店以上の支店を設(shè)立した場(chǎng)合、そのうちの1店を管理業(yè)務(wù)（中國國內(nèi)の業(yè)務(wù)の統(tǒng)括および情報(bào)伝達(dá)）を行う支店と指定し、銀監(jiān)會(huì)はこれに対して監(jiān)督?管理を?qū)g施することになっている。そのほか、外國銀行の中國駐在代表事務(wù)所処に関する規(guī)定が撤廃され、駐在総代表事務(wù)所の機(jī)能は制度改革実施後の獨(dú)資銀行あるいは外國銀行が指定した管理業(yè)務(wù)を行う支店に移されることも明確にされている。

「チャイナネット」2006年11月29日