恒春半島の南端にあり、地質(zhì)や動(dòng)植物の形態(tài)、海洋資源、名所舊跡が実に豊富で多彩だ。1984年に墾丁公園として正式にオープンした。墾丁森林遊楽區(qū)や社頂自然公園、南仁湖では森林観光や自然観察が楽しめる。貓鼻頭や鵝鑾鼻では海岸の風(fēng)景を満喫できる。西臺(tái)地の関山は夕陽を眺めるのに絶好の場所。水遊びなら、南灣や小灣、情人灘、船帆石など多くの海水浴場がある。鵝鑾鼻付近の海域に海洋公園が設(shè)立されているので、潛水や海底探索も可能だ。

臺(tái)灣省南端の恒春半島には東西に２つの有名な岬がある。東側(cè)が鵝鑾鼻、西側(cè)が貓鼻頭。長さ約５キロ、幅約２キロにわたって延びている尾根はここで一気に、波渦巻く巴士海峽へと落ち込み、太平洋と巴士海峽の分界點(diǎn)を形成する。貓鼻頭の西側(cè)は臺(tái)灣海峽。貓鼻頭から鵝鑾鼻までの間が巴士海峽で、鵝鑾鼻の東側(cè)が太平洋だ。鵝鑾鼻に立つと、臺(tái)灣海峽、巴士海峽と太平洋の壯麗さを同時(shí)に目にすることができる。実に得がたい地理的景観だ。鵝鑾鼻燈臺(tái)は1882年に建てられた。照明電球は1500ワット、直徑90センチの凸レンズ３枚を通して３本の光を放つ。30秒で１回転し、最大照射距離は約50キロ。「東アジアの光」と呼ばれている。

臺(tái)灣省島では墾丁の環(huán)境がサンゴ礁の生長に最も適している。ウミガメやヒトデ、イセエビ、カニ、海藻、數(shù)百種ものサンゴ礁が貓鼻頭の左右両側(cè)、周囲10キロの海底の世界を美しく彩っている。岸辺にあるサンゴ礁も波に打たれ、塩に浸食され、また重力などの働きで多様な世界を見せてくれる。

墾丁の海域には南灣、小灣、大灣、情人灘、船帆石、香蕉灣、沙島など有名な砂浜が幾つかある。情人灘は「情人」（戀人）が愛を語り合い、家族連れが貝拾いを楽しむのに格好の砂浜だ。小灣の風(fēng)景はことのほか美しい。船帆石は斷崖絶壁の代表格。形狀が船の帆に似ているので、そう名づけられた。香蕉灣はかつて捕鯨基地だった。