抗日戦爭(zhēng)勝利60周年を記念し、「歴史を鑑とし、未來(lái)に向かう」をテーマとする人民網(wǎng)日本語(yǔ)版の投稿募集活動(dòng)に対し、多數(shù)の読者からの投稿が集まっている。この中で、「撫順の奇蹟を受け継ぐ會(huì)」訪(fǎng)中団の一員として今年6月に撫順戦犯管理所を訪(fǎng)れた芹沢昇雄さん（63歳）から、訪(fǎng)中活動(dòng)の感想を綴ったメールが寄せられた。
日本の元戦犯4人を含む「撫順の奇蹟を受け継ぐ會(huì)（受け継ぐ會(huì)）」の會(huì)員ら54人からなる訪(fǎng)中団が今年6月、撫順戦犯管理所を訪(fǎng)れた。同所は第2次世界大戦後、舊日本軍の戦犯を収容しており、訪(fǎng)中団の元戦犯4人はいずれも同所で再教育を受けた後、釈放されて日本へ帰國(guó)した人々だ。元戦犯らは帰國(guó)後、戦爭(zhēng)の真相を明らかにし、日中友好を促進(jìn)するために1957年、「中國(guó)帰還者連絡(luò)會(huì)（中帰連）」を結(jié)成した。「中帰連」は2002年に解散し、活動(dòng)は「受け継ぐ會(huì)」に引き継がれている。人民網(wǎng)日本語(yǔ)編集部にこのほど、同會(huì)訪(fǎng)中団の一員として6月に撫順戦犯管理所を訪(fǎng)れた芹沢昇雄さん（63歳）から、訪(fǎng)中活動(dòng)の感想を綴ったメールが寄せられた。
芹沢さんは「受け継ぐ會(huì)」などの活動(dòng)を通し、元戦犯らの撫順戦犯管理所での生活體験を詳しく伝え聞いている。
芹沢さんの聞いた話(huà)によれば、元戦犯らは寛大な待遇を受けたという。中國(guó)の人々さえ白米を食べられない狀況の中、元戦犯らは「日本人は白米を食べるのだ」と主張。管理所側(cè)はこうした要求を受け入れ、白米だけでなく十分な肉、野菜を用意した。さらに、梅毒などの病気を抱える者には、高価で入手しにくい抗生物質(zhì)を惜しみなく投與し、命を救った。家族を虐殺された職員からは當(dāng)然、こうした寛大措置への不満の聲も上がる。しかし周恩來(lái)総理（當(dāng)時(shí)）は、戦犯といえども人間であり、人格を尊重し、民族の習(xí)慣を守るべきだと指摘。「20年後には解る」と語(yǔ)り、憎しみの連鎖を絶つよう人々に理解を求めた。その後、釈放された元戦犯らは帰國(guó)に際し、新しい服や靴、毛布、現(xiàn)金を支給されたという。
「20年後には解る」という周総理の予想は、「中帰連」の結(jié)成により現(xiàn)実になった。元戦犯らは2002年の解散までの45年にわたり、日中友好と反戦平和運(yùn)動(dòng)のために奔走してきた。その活動(dòng)は「受け継ぐ會(huì)」に引き継がれ、今も脈々と続いている。
芹沢さんはメールの中で「この撫順戦犯管理所で何があったのか、制裁も復(fù)讐も罵倒もなく、なぜ鬼が人間に戻れたのかなど、多くの人たちに知って欲しい」と願(yuàn)いを綴っている。そしてメールの最後で「過(guò)去と現(xiàn)在の政府の姿勢(shì)を、國(guó)民の一人として私はお詫びしたいと思います。そして、これからも日中友好と反戦平和の運(yùn)動(dòng)を続けたいと思います」との思いを語(yǔ)ってくれた。
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2005年8月3日
