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北京市の中心部にある紫禁城は、明?清という中國(guó)最後の二つの封建王朝の皇居である。1420年に竣工した頃から、1911年に最後の皇帝が権力の座を下りるまで、500年の間に24人の皇帝がここで暮し政務(wù)をつかさどった。故宮の建築構(gòu)造や規(guī)模、色彩、裝飾、裝飾品などはみんな封建王朝の儀禮や序列を表わし、皇帝のこの上ない権力と厳しい身分制度を示すものである。故宮の建築物は主に木構(gòu)造で、その宮殿は火災(zāi)の被害を受け、何度も修築されたが、本來(lái)の構(gòu)造は大體殘されている。現(xiàn)在では9000間の部屋があり、世界に現(xiàn)存する最も大きな、最も完ぺきな形で保存された古代の宮殿群となっている。巨大な城は「外朝」と「內(nèi)庭」に分かれている。外朝は南側(cè)にあり、中軸線(xiàn)に位置する太
和殿、中和殿と保和殿を中心とし、皇帝が重要な式典を行い、大臣たちを呼び寄せて會(huì)見(jiàn)し、権力を行使する所である。太和殿は高さ35.5メートル、明?清両代においては北京で最も高い建築物で、皇帝のこの上もない権力を象徴するものであった。新しい皇帝の即位、皇帝の成婚の式、皇后の冊(cè)封、科挙制度の最高の試験、さらに毎年の元旦、冬至、皇帝の生誕の日に百官が皇帝に謁見(jiàn)し食事を賜われるなどの重要な儀式はすべてここでとり行われた。北側(cè)にある內(nèi)庭は乾清宮、交泰殿、坤寧宮を中心とし、皇帝、皇后と妃らが住み、日常の政務(wù)をたずさわる所である。故宮はその建築技術(shù)によって國(guó)內(nèi)外に知られ、その建築物群は雄大なスケールを誇り、華麗で堂々としており、どの裝飾をとってみても人々に思いを巡らせるものがある。故宮にはさらに商、周の時(shí)代から清の末期までの百萬(wàn)點(diǎn)にのぼる貴重な文物が収蔵されており、観光客を引き付けている。1987年にユネスコによって『世界の文化遺産』に登録された。
「チャイナネット」2004年12月
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