2004年4月24日から25日にかけて、世界の視線は中國の人口わずか2萬人の小さな町――海南省の博鰲に焦點(diǎn)を合わせることになる。その間に、2004年博鰲アジア?フォーラム年次総會(huì)がそこで開かれるのである。

今年次総會(huì)が「アジアがともに勝利を目指す――世界に開かれたアジア」を大會(huì)のメーンテーマとしたことは、アジア諸國と地域が経済のグローバル化という背景の下で區(qū)域的経済交流と協(xié)力をさらに強(qiáng)化し、共同の発展、共同の繁栄を?qū)g現(xiàn)する念願(yuàn)を示すものであり、アジアの人々は社會(huì)?経済の発展の過程において世界に開けた主流意識(shí)を堅(jiān)持していることをも示すものである。

人々がすでに気づいているように、今年次総會(huì)のメーンテーマの討論に參加する方々の中にはアジア地域の政府高官、學(xué)界のエリート、企業(yè)家ばかりでなく、世界のその他の地域から來た知名人も多數(shù)いる。

大會(huì)事務(wù)局筋によると、クロース?チェコ大統(tǒng)領(lǐng)、ジョージ?ブッシュ元米大統(tǒng)領(lǐng)、サディーリョ元メキシコ大統(tǒng)領(lǐng)が今年次総會(huì)でスピーチを行い、彼らのアジア問題に対する考察と見解を詳細(xì)に表明することになっており、マックウィル?オーストラリア外務(wù)貿(mào)易相、ギムサートン?ニュージーランド貿(mào)易交渉相は今年次総會(huì)でアジア諸國の貿(mào)易相と対話および交流を繰り広げることになっており、アメリカのマイクロ?ソフト、ドイツのBWM、フランスのソシエテ?ジェネラル、オランダのフィリプスなど數(shù)多くの世界の著名な多國籍企業(yè)のトップがこの年次総會(huì)の場(chǎng)を借りてアジアの新興市場(chǎng)の発展の展望を知ることになり、ラチ?モルガン?スタンリー首席経済學(xué)者もいま一度今年次総會(huì)に出席し、人々はラチ氏がアジアの區(qū)域的金融協(xié)力と金融の安全保障問題について建設(shè)的な意見を開陳することを期待している。

今年次総會(huì)のメーンテーマの特色は今年次総會(huì)が世界に目を向けつつアジアの問題を討論する大會(huì)であることを示すことであり、參會(huì)者の広い代表性も現(xiàn)今のアジア実務(wù)に対する國際社會(huì)の重視のほどを具現(xiàn)している。アジアが人々の注目を引いているのは、世界の56％の人口をもつアジアの経済が急速な成長(zhǎng)をとげ、世界の製造業(yè)の中心地、新興金融?債権市場(chǎng)と未曽有の規(guī)模を持つ世界的消費(fèi)市場(chǎng)となり、世界経済の循環(huán)過程において日増しに重要な役割を演じているからである。

今年次総會(huì)開催の前夜に、アジアの主要な経済體から人々の心を奮い立たせる経済好転のニュースが伝わってきた。2003年に中國、インド、タイなどのアジアの新興工業(yè)國の経済成長(zhǎng)率はいずれも8％を超え、これらの國々の経済の急成長(zhǎng)に牽引されて、アジア経済の成長(zhǎng)は1997年のアジア金融危機(jī)以來の最高レベルに達(dá)した。國連貿(mào)易開発會(huì)議（UNCTAD）の統(tǒng)計(jì)によると、過ぎ去った一年間に、中國の輸入額は初めて日本を超え、國際市場(chǎng)におけるアメリカ、ドイツに次いで三番目の大きな輸入國となった。昨年、中國はまた1100億ドル以上の外國投資を?qū)毪贰ⅳ长欷膝ⅴ弗ⅳ窑い皮先澜绀钨Q(mào)易?投資における中國の主なパートナーとしての地位が日増しに重要になっていることを示すものとなった。アジア最大の経済體である日本の輸出も大幅に増加し、企業(yè)の投資は拡大し、個(gè)人の消費(fèi)も上昇し、経済には穏やかに回復(fù)する勢(shì)いが現(xiàn)れている。

これらすべては、アジアの経済力がたえず発展をとげ、強(qiáng)大になり、すでに世界経済発展の枠組みと経済グローバル化の過程を変えることに十分なものとなっている。世界がアジアに関心を寄せているのはまた、発展、進(jìn)歩のさなかにあるアジアは伝統(tǒng)的な安全問題と非伝統(tǒng)的な問題が入り混じり、不確実な要素もたくさんあり、世界経済の発展、平和と安定の全局に直接影響を及ぼしているからである。中國（海南）改革発展研究院執(zhí)行院長(zhǎng)の遅福林氏は今年次総會(huì)の議題の設(shè)計(jì)に參加した。氏は、次のように語っている。経済分野において、當(dāng)面、アジア諸國?地域の間にかなり大きな発展のアンバランスが存在し、ヨーロッパ諸國連合（EＵ）、北アメリカ自由貿(mào)易地域（ＡＮＦＴＡ）と比べて、アジアの區(qū)域的経済協(xié)力はまた一歩を踏み出したに過ぎず、実質(zhì)的で具體的な措置を欠いている。アジアの新興工業(yè)國にもエネルギー安全の問題と持続可能な発展の問題が存在している。政治と軍事の分野においてはアジアにイスラエル?パレスチナ問題、朝鮮の原子力問題、イラク戦爭(zhēng)など多くの世界的なホット?スポットの問題が存在している。このほか、アジアは世界のテロリズム反対の重點(diǎn)的地域でもある。

遅福林氏はまた、民間の國際會(huì)議組織として、博鰲アジア?フォーラムはアジアの実務(wù)に関心を寄せている世界の諸分野の人々に上述の問題について平等に対話を行うプラットホーム、アジアに進(jìn)出し、アジアを知るチャンスを提供しており、それはアジアと世界のその他の地域との間の全方位の交流と協(xié)力を繰り広げる過程において、かけがえのない特殊な役割を果たすことになろうと語った。

「チャイナネット」2004年4月23日