王兆國(guó)全人代常務(wù)委員會(huì)副委員長(zhǎng)は3月8日午後、第10期全人代第2回會(huì)議において憲法改正草案について説明を行った際、憲法に物質(zhì)文明、政治文明と精神文明のバランスのとれた発展を推し進(jìn)める內(nèi)容を書(shū)き加えるつもりであることを明らかにした。全人代代表と全國(guó)政協(xié)委員たちはそれに対し熱烈な反応を示し、「三つの文明」とその相互間の関係を憲法に書(shū)き込むことは、「三つの文明」のバランスのとれた発展に法的保障を與えることになると見(jiàn)ている。

徐顕明全人代代表?中國(guó)政法大學(xué)學(xué)長(zhǎng)はこのことについて次のように評(píng)価している。わが國(guó)の憲法はずっと綱領(lǐng)性を帯びたものであり、綱領(lǐng)性ということはつまり指導(dǎo)的思想によって設(shè)定した目標(biāo)であり、それを國(guó)の発展の方向とするというものである。國(guó)の指導(dǎo)的思想の豊富となり、発展することは必ず國(guó)の憲法のいくつかの変化を引き起こすことになる。改革開(kāi)放20余年後の今日において、科學(xué)的な発展観を大いに提唱し、物質(zhì)文明、政治文明、精神文明という「三つの文明」のバランスのとれた発展を強(qiáng)調(diào)する新しい発展観は、憲法の中で十分に具現(xiàn)されるべきである。

劉國(guó)信全人代代表は次のように語(yǔ)った。政治文明が具現(xiàn)するものは社會(huì)の政治、法律制度の発展?fàn)顩rと進(jìn)歩の度合である。現(xiàn)代國(guó)家と現(xiàn)代社會(huì)において、どのような政治関係を形成し、どのような政治制度を確立し、どのような政治活動(dòng)を繰り広げ、どのような政治的文化を確立するかは、一定の度合においてこの社會(huì)と國(guó)の進(jìn)歩のレベルと姿を反映するものである。物質(zhì)文明と精神文明に続いて、「政治文明」を國(guó)の根本的法律に書(shū)き込むことは、中國(guó)の政治生活の中の大きな事柄と大きな進(jìn)歩であり、重要な現(xiàn)実的意義と深遠(yuǎn)な歴史的意義を持つものである。

代表と委員たちは次のように見(jiàn)ている。社會(huì)主義の政治文明の整備を推進(jìn)することは政治思想、政治制度、行政管理、法秩序の整備など多岐にわたるものであり、內(nèi)容の広いシステム?エンジニアリングであり、われわれが多方面から努力することを必要とするものである。社會(huì)主義の政治文明を整備することは必ず中國(guó)共産黨の指導(dǎo)を堅(jiān)持すること、人民を國(guó)の主人公とすること、法によって國(guó)を治めることを有機(jī)的に統(tǒng)一させ、たえず社會(huì)主義の民主主義政治を発展させ、社會(huì)主義の法制國(guó)家を建設(shè)し、改革、発展、安定のために政治、法律の面から保証を提供しなければならない。當(dāng)面、社會(huì)主義の政治文明の整備は國(guó)の権力機(jī)関にとって、とりもなおさず「人間本位」という治國(guó)の理念をしっかりと確立し、権力を人民のために行使し、情を人民に寄せ、利益を人民のために謀るようにし、政治の民主を十分に発揚(yáng)させ、科學(xué)的な政策決定を行い、法によって國(guó)を治め、法によって政務(wù)を執(zhí)行しなければならないということである。

「三つの文明」のバランスのとれた発展ということが一旦國(guó)の意志と全國(guó)人民のともに努力する目標(biāo)になれば、中國(guó)の文明の発展と進(jìn)歩は新しい一ページを開(kāi)かれることになろう。

「チャイナネット」2004年3月10日